第1回 人工林の間伐と活用

開催日時:令和5年5月21日(日)
場  所:長崎市現川町 現川森林公園
参 加 者 :TAKE NO EN、大学生、高校生

令和5年度第1回目の技術研修会を開催しました。テーマは「人工林の間伐と活用」です。
当日は天候にも恵まれ、参加者も森林の中での研修を楽しんでいたようでした。
森林ボランティア活動で間伐や除伐を行うと、切った木の活用が課題となります。最近ではキャンプや薪ストーブなどに利用するため、薪の需要が高まり薪として活用する団体も増えています。

今回の参加者は森林ボランティア団体TAKE NO ENとTAKE NO ENで学んでいる大学生や高校生合わせて31名の参加となりました。

先ずは人工林とは何かというところからスタートです。普段から山にいるのでスギやヒノキは身近なものですが、参加者には新鮮なようでした。

次に伐木の基本作業です。重心を確認し安全の為ロープと滑車を使っての作業です。受け口、追い口をいれ、ロープで引きます。胸高直径30センチ樹高16M程度のヒノキの伐木です。伐木は迫力がある為、安全確認や確保についても真剣に取り組んでいました。

伐木後はみんなで山から玉切りした3M材を運び出します。林業の大変さを参加者の多くが感じる瞬間となりました。活用についてはコースター作りなどもおこないましたが、各々に活用について帰って考えると言ってくれたことが印象的な研修会となりました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。


第2回 長崎大学フィールドワーク 竹林整備

開催日時:令和5年11月12日(日)
場  所:日吉自然の家
参 加 者 :長崎大学環境科学部
内  容:「竹林の現状と整備の仕方について」講話、手ノコ・ナタの使い方、竹の伐り方講習、竹林整備実習、資源利用として枯竹で湯沸かし

令和5年度第2回目の技術研修会を開催しました。テーマは「竹林整備」です。
今回の参加者は長崎大学環境科学部の単位認定フィールドワークの一つに森林ボランティア活動が取り入れられたため、長崎大学環境科学部の学生11名、准教授1名の合わせて12名の参加となりました。
「竹林の現状と整備の仕方について」講話した後、実際に手ノコを使って竹を伐倒・玉切り・枝払い・集積までを行いました。作業するにつれてコツを掴み、作業が早く行えるようになり、短時間ではありましたが、整備の成果を皆で実感していただくことができました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。


3回 里山林整備と資源の活用

開催日時:令和6年1月13日(土)
場  所:日吉自然の家
参 加 者 :長崎大学ボランティアサークル エコマジック
     森林ボランティア団体 ながさき楽しみの森づくり会
     森林ボランティア団体 親木会
内  容:森林の話と整備のための注意点、手ノコ・ナタの使い方、整備方法、森林整備(伐倒・枝払い・玉切り・集積)、資源利用(薪割り・チッパー)

令和5年度第3回目の技術研修会を開催しました。テーマは「里山林整備と資源の活用」です。
今回の参加者は長崎大学ボランティアサークル エコマジック9名と、森林ボランティア団体4名の合わせて13名の参加となりました。
森林の話と整備のための注意点を話した後、手ノコ・ナタの使い方、整備方法について説明し、3班に分かれて除伐・玉切り・枝払い・集積までを行いました。
資源利用では、整備した枝をチッパーにかけて粉砕する作業も実際に交代でしてもらいました。薪割りではなかなか割れず苦戦していたようですが、割れた時気持ちよかったという感想があったのでよかったです。
実施後のアンケートでは、「座学では知りえない事を体験できていい経験になった」「森林整備の大変さを知ることができた」などの感想をいただくことができました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。


第4回 高島(離島)の広葉樹林整備と活用

開催日時:令和6年3月10日(日)
場  所:長崎市高島町
参 加 者 :TAKE NO EN、高校生
内  容:高島(離島)の森林について、広葉樹林(侵入竹)の整備と手ノコでの整備法、進入作業路及び林縁部の除伐、林内整備

令和5年度最後の第4回技術研修会を開催しました。テーマは「高島(離島)の広葉樹林整備と活用」です。
先ず始めに、センター長から高島(離島)の森林において、侵入竹が多いこと、また持続的な整備の必要があることなど課題について話をしました。また、高島連合自治会長にもご挨拶をいただき、高島の現況についてお話をいただきました。
整備箇所は竹(ダンチク・ササ)が侵入し、作業路の確保が優先順位となります。1名ずつ間隔をあけ作業路を作りながら進んでいきました。
その後は作業路を起点に整備範囲を広げていき、除伐したダンチクは林内へ集積、灌木は枝払いをし、かさばらないように集積をしました。
整備を進めるうちに、イノシシのぬた場なども現れ、藪化が進み見通しのきかない状況であった林内は、約30名の整備により見通しが大きく改善し、港の景色まで見えるようになりました。
ご参加いただいた皆さま大変お疲れ様でした。