フォレストマスター育成研修及びステップアップ研修を開催しました

令和5年12月15日(金)、育成研修及びステップアップ研修を行いました。
午前中に行われた育成研修では、森林・林業等体験活動の経験を有する12名の方と既にフォレストマスターとしてご登録いただいている1名の方の計13名の方に受講いただき、森林環境教育の意義や指導のポイント、注意事項、安全管理等について研修を行い、午後から行われるステップアップ研修の時に発表していただく指導プログラムを「森林整備班」「木工体験班」「ネイチャーゲーム班」の3班に分かれて作成していただきました。修了者は、長崎県フォレストマスターとして、県内各地域の学校や緑の少年団、森林活動団体等にご指導いただくことで、多くの方々に森林、林業、木材利用への関心を持っていただくことを期待しております。

午後からは既にフォレストマスターとしてご登録いただいている6名の方も加わり、合計19名の方にステップアップ研修に参加していただきました。午前中に作成した指導プログラムをもとに、各班20分程度でどういった内容の指導をするのか発表していただき、他の班は参加者として参加することで気づいたことや、活動中危険なところがないか確認しながらプログラムに参加していただきました。

育成研修
指導プログラム作成
1班
2班
3班
モルックゲーム

1班は森林整備を行いながら散策路を作ったり、整備した枝や葉を集積したりする体験をしました。
2班は自然の造形を活かした作品づくりとして、枝分かれした木を見つけて何か人や物に見えてこないか想像しながら作品をつくり発表してもらいました。皆さん「走っている人」「龍」「足を絡ませて踊っている人」など少ない時間で探すことができており、気に入ったものを持ち帰っていました。
3班は①拾った葉っぱなどを使いジャンケンをして、それぞれ自分の出した葉っぱの何がすごいか説明し、勝った方が相手の葉っぱをもらい、負けた方は新しく葉っぱを探して、それぞれまた別の人とジャンケンをしていく②自然の中に座ったり寝転んだりして静かな空間の中でいくつ音を見つけられるか耳を澄ます③自然の中から3つのお題を探して持ってくる(ザラザラしたもの・人の顔に見える木・匂いのするもの)の3つのネイチャーゲームを体験しました。

最後にセンターからモルックゲームを提案し、チーム対抗で行ったので皆さん楽しんでいただけました。このモルックゲームは、森林整備や竹林整備で出た同じ大きさの木や竹を使って作ることもできるためプログラムの一つとして提案させていただきました。
自分達の指導する内容と違う内容のプログラムを体験していただくことで幅広い知識を習得していただけるいい機会になったと思います。